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結果 平成24年度監査の結果 | いわき市役所

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Academic year: 2018

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(1)

1 監 査 の 対 象 総合磐城共立病院 医療情報管理部 情報システム管理室 事務局

総務課(磐城共立高等看護学院を含む。)、管財課、医事課、 病院建設室

2 監査実施期間 平成 24 年 10 月 24 日から平成 25 年2月 15 日まで

3 監 査 の 範 囲 平成 24 年4月1日から平成 24 年9月 30 日までに執行された財務事務等に 係る次の項目が適正かつ効率的に行われているかについて監査した。

⑴ 予 算 の 執 行

⑵ 収 入 事 務

⑶ 支 出 事 務

⑷ 契 約 事 務

⑸ 財産管理事務

⑹ そ の 他

4 監 査 の 方 法 事務局長以下関係職員の出席のもと、あらかじめ提出を求めた資料に基づ き、事務事業の概況について説明を受けるとともに、質問する等により事情 聴取を行った。

また、提出された資料と書類・諸帳簿等とを主体として照合し、検討を加 え、必要に応じ関係職員に質問する等の手法により実施した。

5 監 査 の 結 果 財務に関する事務等の処理状況は、おおむね適正であると認められたが、 次のとおり一部に改善を要する事項及び検討を要する事項が認められたので、 内容を十分把握し、それぞれ必要な措置を講じ、今後の事務処理に万全を期 されたい。

なお、事務処理上留意すべき点で軽易なものについては、監査執行の際、 口頭で留意又は改善を促した。

(2)

<是正改善を要する事項>

契約事務

建物の賃貸借契約において、期間を2年とする契約を締結しているが、複数年契約を締 結するために必要な措置が講じられていない。

(管財課)

※ 医師住宅及び職員公舎 12 件の建物について、月額を定め、期間を2年とする賃貸借契約を 締結しているが、本契約では、契約締結に伴い次年度以降の賃借料を支払うための予算措置 義務が発生することから、契約に当たっては、あらかじめ地方自治法第 214 条の規定に基づ く債務負担行為の措置を講じておくか、又は同法第 234 条の3に規定する長期継続契約を適 用し、作成する契約書において次年度以降の予算額に減額等があった場合は契約を解除する 旨のいわゆる「条件付解除条項」を設け、次年度以降の予算措置義務を回避する必要がある が、本件では、いずれの措置も講じられていない。

地方自治法 地方自治法地方自治法 地方自治法

(債務負担行為)

第 214 条 歳出予算の金額、継続費の総額又は繰越明許費の金額の範囲内におけるものを除 くほか、普通地方公共団体が債務を負担する行為をするには、予算で債務負担行為として 定めておかなければならない。

(長期継続契約)

第 234 条の3 普通地方公共団体は、第 214 条の規定にかかわらず、翌年度以降にわたり、電気、 ガス若しくは水の供給若しくは電気通信役務の提供を受ける契約又は不動産を借りる契約その 他政令で定める契約を締結することができる。この場合においては、各年度におけるこれらの 経費の予算の範囲内においてその給付を受けなければならない。

<<<

<参考参考参考>(参考>(>(>(行政実例行政実例・行政実例行政実例・・昭・昭昭昭4040・4040・・・999自治行9自治行自治行自治行108108108)108)) ) 長期継続契約

長期継続契約長期継続契約

長期継続契約とととと債務負担行為債務負担行為債務負担行為との債務負担行為とのとのとの関係関係関係関係

賃借料年額 10 万円で5年間建物を賃借する契約は、一般的には債務負担行為として予算に定め ておく必要があるが、当該契約条項中に、翌年度以降において歳入歳出予算の当該金額について 減額又は削除があつた場合は、当該契約は解除する旨の条件を附した場合は債務負担行為をする 必要はない。

(3)

<意見又は要望とする事項>

1 契約事務その1(ベッドメイキング等業務委託契約及び院内修繕等業務委託契約)

ベッドメイキング等業務委託については当直室のベッドメイキングや清掃等の業務を、

院内修繕等業務委託については施設・備品の緊急補修や簡易な木造建具の製作等の業務 を、それぞれ特定個人を相手方として毎年度随意契約を締結している。

契約に当たっては、「当院の内情に精通している」ことや、「当該業務を熟知している」 ことなどを理由として、地方公営企業法施行令 第 21 条の 14 第1項第2号(その性質又 は目的が競争入札に適しないもの=特定の者でなければ提供できない役務に関する契 約)を適用して随意契約としているが、ベッドメイキング等及び修繕等という業務内容 から見て、同号を適用して随意契約を行うことは適切でないと判断される。

また、これらの契約の相手方となっている個人は、以前は病院の嘱託職員として同じ 業務に長く従事してきており、契約の形式を雇用契約から業務委託契約に変更したとし ても就業の実態に大きな変化はないことから、労働基準法上も職員とみなされ、本来的 には社会保険や有給休暇に関しても所定の手続を要するものと考えられる。

したがって、それら所定の手続がなされていない現状には問題があり、実態に即した 内容に変更すべきものと判断される。

併せて、本契約については、市病院事業契約規程第 21 条に定める予定価格が設定され ておらず、また、同規程第 22 条に定める見積書の未徴収も認められた。

(総務課、管財課)

地方 地方地方

地方公営企業法施行令公営企業法施行令公営企業法施行令公営企業法施行令

(随意契約)

第21条の14 随意契約によることができる場合は、次に掲げる場合とする。

⑴ 売買、貸借、請負その他の契約でその予定価格(貸借の契約にあつては、予定賃貸借 料の年額又は総額)が別表第一の上欄に掲げる契約の種類に応じ同表の下欄に定める額 の範囲内において管理規程で定める額を超えないものをするとき。

⑵ 不動産の買入れ又は借入れ、地方公営企業が必要とする物品の製造、修理、加工又は 納入に使用させるため必要な物品の売払いその他の契約でその性質又は目的が競争入札 に適しないものをするとき。

いわきいわきいわき市病院事業契約規程いわき市病院事業契約規程市病院事業契約規程市病院事業契約規程

(予定価格の設定)

第9条 管理者は、一般競争入札に付する事項について、その価格をあらかじめ当該付そうとす る事項に関する仕様書、設計書等により予算の範囲内で予定価格を決定し、その予定価格書(第 3号様式又は第4号様式)を封書にし、開札の際にこれを開札場所に置かなければならない。 ただし、30万円未満の契約の場合は、予定価格書の作成を省略することができる。

(予定価格の設定)

第21条 管理者は、企業法施行令第21条の14の規定により随意契約により契約を締結しようとす るときは、第9条の規定に準じ予定価格を定めなければならない。

(見積書の徴収)

第22条 管理者は、随意契約による場合においては、契約書案その他見積りに必要な事項を示し て、なるべく2人以上の者から見積書を徴さなければならない。ただし、契約の内容により2 人以上の者から見積書を徴することが困難なとき、又はその必要性がないと認めたときは、こ の限りでない。

(4)

2 契約事務その2(耐震改修工事監理業務委託契約)

耐震改修工事監理業務委託については、設計内容に沿った正確な施工が必要である ことなどを理由として、同工事の実施設計を請け負っている業者と随意契約をしてい るが、随意契約を行う理由としては理解できるものの、実施設計の発注段階において、 受注者が工事監理も併せて受注することが明確にされておらず、公平な競争確保とい う点では問題があると思われる。

工事の実施設計業務と施工監理業務の契約のあり方について、他の自治体において は、施工監理を競争入札で実施するところも出てきている。また、国においては、工 事監理業務を2つに分けて、「設計意図の伝達業務」については設計業務の受注者と随 意契約をするとしても、その他の「工事監理業務(品質確保の観点から発注者の監督 職員を補助するための工事監理業務)」については原則として設計業務の受注者以外の 第三者に委託するという、いわゆる「第三者監理方式」が導入されている。

これらの状況等も踏まえて、今後の工事監理業務の発注について、市全体としてあ るべき方法を検討していく必要があるものと考えられる。

(管財課)

(5)

3 契約事務その3(その他)

総合磐城共立病院においては、医療業務という特殊性もあって、数多くの契約が随意 契約という形で締結されており、今回の監査資料には261件の随意契約が記載されている。 今回の監査において、これら全ての契約を詳細に監査することはできなかったが、監査 した範囲内においては、概ね適切な事務処理がなされていたものの、適切な事務処理と はいえない事例も見受けられ、文書により指摘した事項のほか、いくつかの口頭指導も 行っている。

医療機器の整備等については、当初から随意契約を前提として事務を進めているケー スも多く、機器の性質上やむを得ない場合があることも理解できるところであるが、随 意契約は、リスクを伴う財務事務であり、その実施には慎重な対応が求められる。 以上の点を踏まえ、医療機器導入のシステムや機器整備と保守点検経費のあり方など

も含め、院内に、それらの検討のための組織を立ち上げ、契約事務全体の点検・確認を行 う体制を確立すべきであると考えられる。

なお、参考までに、今回の監査において、契約事務関係について留意すべき点等を挙 げれば、次のとおりである。

⑴ 長期間にわたり同一業者と契約を続けており、実態が複数年契約となっているにも かかわらず、単年度契約を毎年度随意契約で繰り返していること。特に、地方公営企 業法施行令第21条の14第1項第2号を適用した随意契約(特定の会社しかできない業務) の場合には、保守点検料にしろ、賃貸借料にしろ、比較の対象がないことから、機会を設 けて契約額の妥当性を検証する必要がある。

⑵ 翌年度以降にわたり役務の提供を受けたり、物品を借り入れる契約で、その契約の 性質上翌年度以降も契約を締結しなければ事務の取扱いに支障を生じるようなものに ついては、原則として債務負担行為の設定が必要となるが、設定が行われていないも のが多いこと。

⑶ 平成16年の地方自治法改正により長期継続契約の範囲が拡大され、その取扱いにつ いて平成21年11月に財政部から運用の手引が示されているが、その中に長期継続契約 の対象となる機器として「特定の業務に使用される医療用機器の借入れ」が例示され ている。長期継続契約とすることにより、契約期間満了時など定期的に契約相手方を 見直す機会が確保でき、一定の競争性が生じることで、より良質なサービスやさらな る経費削減が期待できることから、適用可能なものについて適用の拡大を図るべきこ と。

(情報システム管理室、事務局各課)

参照

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